日経ビジネスアソシエの9/6号の特集は「5つの「思考法」」。
その中のブレイクスルー思考というもので、ある問題に対して「何のために?」を繰り返して考えることで、物事の本質をつかみ、新しい着眼点を見つけよう(ブレイクスルー)という方法が紹介されている。
記事中にもあるが、「なぜ?」を繰り返して問題解決するのはトヨタ式カイゼンというのは有名だが、この両者は似ているようで違うということ。
「なぜ?」のトヨタ式は
・因果関係が分かる
・原因が分かる
・過去から学ぶ
「何のために?」のブレイクスルー思考は
・目的がわかる
・先のあるべき姿が分かる
・未来から学ぶ
と、原因を追及するのか、目的を追求して解決策を求めるのか、というようにベクトルがそれぞれ異なるということ。この二つを使い分けられれば、自分が抱える問題や欲求をかなり整理できるように思う。
特に、自分の欲求の実現方法の検討にはブレイクスルー思考のほうが合うだろう。「何のためにそれを自分が望んでいるのか」と考えていくと、その欲求を達成するために何をすべきかがブレークダウンされる。それをToDoとして管理すれば、GTDメソッドの"Next Action"を洗い出すのと同じになるのでは…?
今まで延ばし延ばしにしてきたことでも、目的と"Next Action"がはっきりすればすぐ行動に移しやすいような気がしますね。
自分は夏休み中にたまっていたToDoを片付けた時にそう思いました。前に書いたようにマインドマップ上で"まずやること、次にやること"という形で枝を展開していくと意外と行動に移しやすかったですね。またマインドマップ上には書いてなかったですが、「なぜそれをするのか」を意識するようにしてマインドマップをメンテナンスしていました。これを整理していないと「面倒だな」と先延ばしにしていたと思うので、効果があった気がします。
まだこの号の特集には帰納思考などが取り上げられているから、続きを読まないと…。
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