組込みにフォーカスした、技術評論社がお得意のムック形式の本。
全体をざっと読んだ感じ、記事のテーマが分散してるかなぁ。これ「組込み」のテーマの範囲がもともと広すぎるから、しょうがないんだろうけど。
作るデバイスとかOS、CPUとかによってプログラミングの制約や環境がかなり変わってしまうんで、あまり突っ込んだところを記事にしにくいというのがあるかも。どうしても「C言語プログラムで気をつけるポイント」とかフォーカスの広い話題になってしまうのか。
そうかと思えば、いきなりPICマイコンを使ったハード寄りの話もあるし、Java&BREWの開発ネタにページを割いたりと、個人的にはいくらビギナー向けと言っても不完全燃焼ぎみ。C言語プログラミングと設計の定石の記事と、エンジニアの座談会記事は読むところがあったけど。
あと、組込系のコミュニティはたくさんあるというような事が書いてあったけど、本当かなぁ。Web上で見かけた事はないんだけど…。知る人ぞ知るって感じなんだろうか。
この組込みプレス、秋から継続的に発行するみたい。どんな感じの構成になるのかちょっと気になる。次の仕事は携帯関係の開発になりそうなんで、何か情報が得られるといいんだけど。でも今度のは独自OSとか言ってたな…うーん。
ほんと、この分野って自分でちょっと勉強用に環境作るってことも難しいし、トライ&エラーで覚えていくしかないのかな。IT系ならオープンソースのソフトで環境揃えて遊んだりできるのに。無い物ねだりをしても仕方が無いのも解っているけど、どうしても比較してしまう。
組込みプレス Startup Issue 編集部 技術評論社 2005-08-05 |
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