SoftwareDesign8月号

「最新ソフトウェア開発手法事情」という特集だったんで久しぶりに買ってみた。

まずはツールの記事で、dotProjectの存在を知る。プロジェクトメンバー全員にMS-Projectを導入するのは面倒だけど、Webベースで工程表が管理できるんだったら検討する価値はあるかも知れない。

課題管理システムでTracが取り上げられているけど、これローカル環境に構築したけどよく使い方が分からずじまいで放り出してしまってるんだよな…。Subversionでソースツリーを登録しないとあまり意味がないんだろうか。最近ポツポツと話題に上がってきているみたいなんでもう一回触ってみようかな。

あと、プロジェクトメンバーの座席配置を背中合わせにするっていうのは目からウロコ。たしかに今は机の反対側にまわって話をしたりとかしてるから、背中合わせのほうが確かに都合が良さそう。これは次のプロジェクトで出来ればやってみるか。

繰り返し型開発についての記事もあるけど、自分はこういう開発手法の経験ないから興味はあるんだけど…。今度アサインされる予定のプロジェクトはウォーターフォールだと厳しそうな感じ(あとから仕様変更や追加が発生しそう)だから、こういう繰り返し開発が向いてると思っているけど社内のISO9000プロセスに適応できるか、とか同じく経験のない周りの人間を巻き込めるかとか課題はたくさん。

こういう新しい手法やツールにはあまり見向きもしない社風で、社内から「こういう手法(ツール)があるから使ってみよう」という声が上がらない。ほとんどのプロジェクトはウォーターフォールとか、ソース管理が共有フォルダに日付ごとだったりとか1~2世代前の環境が未だにあったりするような会社だから、ちょっと自分の周りだけでも変えたいと思っている。でもあまり布教しようとするとオタク扱いされかねないという罠。

でも最近気づいたのは、発注元のメーカー系の会社なんかは特にWikiとかバグトラッカ、構成管理ツールとかそういうのをさっくりと取り入れてちゃんと活用してるということ。

うちの社内開発プロジェクトだとまずそんな環境は立たないなぁ。こういうトレンドにアンテナを張っている人の多少とか、それを実戦で投入してみようと考える人の存在とかで開発環境って随分と変わってきますね。極端な話、自社に持ち帰り開発の案件だけで商売していたら未だにCVSの存在すら知らない人がほとんどだったかも知れない。

今度のプロジェクトはもう少しやりやすい環境とか手法が取れるように、動いてみる予定。うるさく思われない程度から、まずは。

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