アップルの社長からマクドナルドの社長に。その転身が注目されたことのある原田氏の著書。
その内容からは前向きのパワーがとても伝わってくる。
難しいかもしれなくても、とにかくチャレンジしてみる。そしてチャレンジしながら軌道修正をしていけばいいという前提が著者にはある。あとチャンスもトラブルもすべて自分の糧にする、ということも。
仕事に対する考え方、時間の過ごし方や、転職を含めたキャリアアップまで、著者の経験と考えがちりばめられている。
・自分の時間をブロックする
・脳を刺激しあえる人とつきあう
・とことん悩むことで本当の答えが見つかる
・目標数字に追いつめられるな
・後継者の育成をしておかないと、自分自身がキャリアアップするチャンスを逃す
・プラス要素を五つ数えてから転職する
私が得に参考になったのはこれらの章。このほかにも2~4ページくらいのボリュームでたくさんの項目があげられているので、必ずいくつかは参考になるところがあると思う。
彼と同じようにパワフルに生きられないかもしれないけれど、仕事をしていく上のあるポイントでこの本に書かれていたことが生きてくる場面が出てくるだろう。
仕事に対してやる気はあるけれど、何となく自分のやり方や会社の方針に納得がいっていない人に一番向く本だと思う。
ちょっとモチベーションが落ちている人には、内容が前向きすぎてかえって重いかもしれないので、まずは自分の目標を立てるなり、悩み抜くなりしてある程度自身の進み方を決めた上で読むと良いかもしれない。
とことんやれば必ずできる | |
原田 永幸
おすすめ平均 |
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