メーリングリストより社内ブログですか…
CNETで江島健太郎氏が社内ブログを導入したという記事から。
「重要なアイデアは会議室ではなくタバコ部屋で生まれる」といえば、それだけで以下で言わんとすることが100%通じてしまう人もいると思います。
これは同意。私もタバコを吸わないんですけど、ごくたまに喫煙室に入っていろんな人と話をしていると、喫煙室効果はすごいなぁ、と思うわけです。役職関係なくそこにいる人と気軽に話しができるって点で。私の知り合いには、喫煙室効果を求めてタバコを吸うようになってしまった人もいます。
私はちょっと自分の健康を考えて今後も吸うつもりはありませんけど…
で、本題ですがメーリングリストでの情報共有が抱える問題で江島氏が書かれている内容には同意できます。特に人数が多いMLでROMが増えてしまい、何を投げても反応が無いとか、メールの流量が多いと真面目に読まなくなるとか。
そこで江島氏はMLの代替として社内ブログを導入し、成功した(今後続く記事に書かれる)のでしょう。
ただ、MLだのブログだの、はたまたWikiだのを導入したところで、活用する人がいなければ結果は一緒なんですね。どこかのブログで「活性因子」「非活性因子」という言い方がありましたが、非活性因子つまりそもそもそういうコミュニケーションをしない社員が多い組織だと何を導入しても閑古鳥が鳴いてしまう。
もちろん、コミュニケーションツールの導入前後で、周りへの働きかけなどは必要だろうけど、それでも「めんどくさい」とか「何に使って良いかわからない」とかいって、ROMる人もいる。
組織のメンバーの要素によってこのあたりのツール導入の成功・失敗は決まってくる気がします。本物の喫煙室に近いレベルで活用されるかどうかは、活性因子が多いところでしょう。私が属している組織だとほぼ間違いなく失敗でしょうね。
江島氏の続きの記事で「周りへの働きかけ」が出てくるかどうか分からないけど、そういう苦労話と克服して普及に成功した話しがあれば出てくることを期待したい。
自分は所内イントラネットの管理をしているけれど、社内掲示板とか今までに設置して活用されなかったコンテンツをいくつも見ている関係で、今は社内ブログも考えてはいるのだけど「活用するようにできるか」ってところで二の足を踏んでしまっているので。
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