本をたくさん読みたい、でも時間が無い…という人は多いと思う。
私もその一人。で、この本の前作となる「あなたもいままでの10倍速く本が読める」を読んでフォトリーディングというのをやってみようと思ったのだけど、これがとても面倒で敷居が高い。
精神集中を行って、アファメーション(自分への暗示)、そしてフォトリーディング。読み終わったら、いったん脳に入った情報を熟成するために時間をおき、その後活性化…とまぁ手順が多い。本を読む環境も選びそう(静かな場所)だし、そういつも空いた時間にできそうな内容じゃないな、というのが正直な感想。
で、今回は前作を図解入りと言うことでポイントがコンパクトにまとめられて内容としては良いと思うけど、だからといって実際の敷居の高さは変わらない。一見取っつきやすそうに読めるのだけど。
たぶん、本だけの独学でフォトリーディングを体得するのは無理なんじゃないかと。本当に「1秒1ページ」で読めるようになるには、宣伝しているとおりセミナーにお金を払って参加しないといけないんじゃないかな。たぶん、それが目的のところもありそう。
ただ、「フォトリーディング」で検索してヒットしたどこかのブログを読んでいると、もっと簡単に考えても良いみたいなことが書いてあって、
・フォトリーディングは「どの本のどこかに書いてあったな」というデジャヴ感を持つためのもの
・だから熟読せずにキーワードを拾い読みするような感じで頭にインプット
・必要な部分があれば何度でも読み返す
という感じでも良いらしい。まぁ、これくらいなら分からなくはないかなぁ。
そういうことをこれらの本でも書いてくれればだいぶ敷居が下がりそうなのに…。
フォトリーディングという”手法”より、そのバックグラウンドにある考え方をベースに、自分なりの読み方(読後にマインドマップで内容をメモする、など)を作っていくためのヒント集ととらえて読んだ方が良いかもしれない。そういう意味では、本屋で手にとってみても良い本かと。
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める | |
フォトリーディング公認インストラクターズ 神田 昌典
フォレスト出版 2005-05-24 おすすめ平均 |
あなたもいままでの10倍速く本が読める | |
ポール・R・シーリィ 神田 昌典
フォレスト出版 2001-09-19 おすすめ平均 |
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