マルチタスク型の仕事が知らないうちに能力低下を引き起こす?

マルチタスクで人間の知力が低下する?--情報化時代のアイロニー
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20082117,00.htm

注意力欠如特質(Attention Deficit Trait:ADT)というものがあるらしい、

マルチタスクのように仕事をこなそうとしている人は、脳にかかる負担の大きさから、以下のような兆候を引き起こすことがあるという。

--どんな兆候が現れますか。

 たとえば、自分の潜在力を十分に出し切って仕事をしていない。本当はもっと生産的になれると思いながら実際には生産性が落ちている。仕事の結果が示すよりも自分は利口だと思う。人からの質問に、普段よりも薄っぺらな言い方で性急に答える。新しいアイデアが枯渇する。仕事の時間が延びる一方で、睡眠時間は短くなる。身体を動かすことも少なくなり、友人と一緒に過ごす自由時間も減る、などが考えられます。一般的には、仕事にかける時間が増えていながら、逆に全体的な成果は少なくなっている状態と言えます。

例えば、仕事のスタイルとしてはあまり良くないと思う私の例から言えば、

・RSSリーダが画面上に常駐して常にニュースが流れている
・メールも受信通知がリアルタイムで上がってくる
・さらにブラウザが起動しっぱなしで、Googleで検索していたり、株価をチェックしていたり、BlogLInesで新着ブログをチェックしていたり。
・そういう作業ベースの上でさらにWordでドキュメントを書いたり、メール書いたり。
・さらに周りの会話が耳に入ってきたり、他人とコミュニケーションしたり。

このようなたくさんの情報元に対してすべて自分が反応しながら作業しているわけで、(更新や新着があると見てしまう)、ADTとか言う以前に気の散りやすい環境にあるといえるかも知れない。

しかし、これが知らず知らずの間に「病気」(ADT)として体に現れてしまうようだ。

--ADTになった人はどんな代償を支払わされるのでしょう。

 まず仕事の成果が上がらなくなります。また、本来思い付いて然るべきアイデアを思い付けず、満足が得られなくなります。創造的行為から得られる充実感もなくなります。そして、前よりも表層的なレベルで生活することになります。

たしかに仕事の生産性は悪くなっているかも。ADTのせいとは言えない(モチベーションも関係するし)けれど、そういう兆候は自分にもありますね。

今まで読んできた自己啓発本や仕事術関係の本には、「時間を区切って作業する」というのが時々出てくる。

例えばメールを処理するのは朝9~10時と夕方16~17時に集中して行う、新しい企画書を書くときは午前中に集中して行う、とかそれぞれ一つの作業(タスク)をある一定時間内に集中して片付けるというもの。

もう少し進んだものだと、人間の一日の集中力のサイクル(午後一番は集中力が続かないので軽めの作業をする)を考えた作業の時間割を決めよう、と書かれている本も多いです。

私の集中力の続かない状態なのも、作業環境と作業のやり方が遠い原因にあるかも知れない…。もちろん私の意識の持ち方が第一だろうけど、これを機会にPCのデスクトップ環境を含めて仕事環境を見直してみることにしよう。

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