帰りの電車の中で隣の人が読んでいた新聞の広告を横目で見ていたら、「モチベーションが低下した“社内ニート”はこう救え」というタイトルを発見。
モチベーションの低い人を社内ニートとはうまく言ったものだなぁ。
けっこう自分もそれに近い状態な気がするけど…
(2005/8/10 追記)
結局のところ、社内ニートって分類するとこんな感じになるんだろうか。
(1)会社に入ってしばらくはふつうに頑張っていたものの、仕事内容や人間関係でストレスがたまりそれがだんだんモチベーションの低下を招き、仕事の能率が落ちた
(2)もともとやりたい仕事の会社に入社したわけでは無かった。やりたい事ができないモヤモヤを抱えつつ、この仕事ならとりあえず怒られない程度で給料がもらえればいい。いつかは希望の職種に転職や異動するぞ、という考え。
(3)就職ということ自体が「仕方なく」だった。周りが就職するから、親類がうるさいから適当に就職したけど、バイトより何かと制約が多いし、仕事もつまらない。辞めたいけど給料は一応もらえるし周りの目もあるからとりあえず出社している。
(1)は「後天的」社内ニートと言えるだろうか。入社したときは曲がりなりにもモチベーションがあって、きちんと仕事をしていた。就職してから何らかの原因で社内ニートになってしまったパターン。
(2)はそもそも自分の希望と異なる仕事にしか就けなかった。仕事内容にも興味が湧かないし、最低限の仕事を淡々としている。もっと自分に向く仕事があれば頑張れるという働くことに対するモチベーションは持っているパターン。
(3)はそもそも働くこと自体にモチベーションが持てない。自分がやりたい仕事も特に見つからない。嫌々仕事に就いて「ニート」にはならなかったけど…。という「先天的」社内ニートというパターン。
きっと大きく分けるとこうなるんじゃないかと思う。だから社内ニートと言っても一律で「~が悪い」とか決めつけることはできない。それぞれ要因となる背景をみて改善策を考えなるべきだろう。
社会人7年目のあくまで個人的な感触から言えば、私の2年くらい下(今年で社会人5年目)より上の世代で社内ニート化してしまう原因は(1)のパターンが多い。社会人5年目以下では(2)と(3)が多く、その中でも若い人の層には(3)の割合が多いように感じる。業種や会社によって違うとは思うが。
細かく議論していくと、世代間の考え方の違いとか時代背景とか、教育制度とかいろいろ出てくるんだろうけど、今回はそこまでの考察はしない。またそれは時間のあるときに。
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