Finer Control Over ADT Build Process - Android Tools Project Site
EclipseでAndroid開発をする場合、ソースコードやXMLファイルを修正して保存するとその場でビルドとapkのパッケージングまでのサイクルが実行される。
でも、例えばある程度大きな規模のEclipseプロジェクトだったりしてビルドとパッケージングにそれなりの時間がかかるような状態だと、ちょっとソースを書いて保存するたびにビルドプロセスが走ると作業が中断されて困る場合もあるのではないかなと思われる。
ADTのバージョン12から、ファイル保存時にパッケージングのプロセスが実行されないようにするオプションが追加になっていて、この設定をONにしておくと、Exportするときもしくは実機やエミュレータにapkを転送する必要があるときだけ、apkのパッケージングが行われるようになる。
設定方法は、Eclipseの設定メニューから"Android"->"Build"->"Skip packaging and dexing until export or launch.(Speeds up automatic builds on file save)"のチェックボックスにチェックを入れればOK。(3番目のチェックボックス)
これでファイル保存時に少し待たされるような事はほぼ無くなる。ただしJavaとしてのビルドは実行されるようなので本当に一瞬の待ちは残るけど、実際に設定を変えてそれぞれファイル保存してみると違いが分かる。
で、apkの生成タイミングは"export or launch"とあるように、Eclipseのプロジェクトメニューから"Android"->"Export Signed(Unsigned) Application Package"からか、実機やエミュレータへの転送時に生成されるようになる。
もっと高速化したいという人は、"Automatically reflesh Resources and Assets folder on build"のチェックを外しておくと、各種リソース(文字列、レイアウトなど/resフォルダ以下)と、アセット(/assetsフォルダ以下)についても自動でのビルドが行われなくなる。ただし、ビルド忘れによるあれっ?という事が無いようにする必要はあるけど…。
こまめにファイル保存するクセのある人には、ここで紹介した設定をやってみるといいかも。
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