Google App Inventorの招待メールが来ていて、あれApp Inventorって何のことだっけとすっかり忘れ気味だった。
App Inventorとは、Androidアプリをコードを書かずにGUIエディタとコードブロックの組み合わせで作ろう、という初心者向けプログラム環境で時々見かけるような開発環境。
GUIのエディタは、ブラウザ上で実行。以下のような感じ。
そしてコードエディタはJavaアプリとして提供されていて、以下のような感じ。いろんな「処理ブロック」を文字通りブロックのようにはめ込んで処理を記述する。
チュートリアルを全く見ずに触ってみたのだけど、何となくの使い方は分かる。
上記の処理は、試しながら作ったので良いサンプルではないけど、
グローバルな変数 flag (初期値 true)を定義。画面上のボタン Button1がクリックされたら、flagのtrue/falseによってテキストラベルに表示させる文字を"Pushed!"と"More Pushed!"で切り替える
といったところ。
触っていて気づいたのは、ブラウザのGUI上でボタンやテキストラベルの色や大きさや属性を変えると、リアルタイムでデバイス側に起動しているアプリの表示にも反映されること。これはEclipseでの通常の開発でも不可能な芸当。
あと、App Inventorから実機にアプリを転送して動かすところの動きも動画で撮ってみた。iPhone 3GSのカメラで撮ったらやたらと暗く撮れてしまったけど…。
すでにJavaのコードを組める人は、あえてApp Inventorを使うことは遊びとしては面白いと思うけれど、実際はプログラムの経験が浅い人にちょっと触れてもらうには良いかも。
ただ、App Inventor上の処理ブロックを見てると、変数、if/while/forなどの制御構文などは基礎知識があったほうが良さそう。App Inventor上ではifやforなどの表記がそのまま使われているので、全くのプログラム未経験者には難しそう。
あと、App Inventorはブラウザ上でのGUI開発と、Javaアプリでのコード開発なのでJavaの実行環境が必要。またデバイス転送用にadbとは別に専用のデバイスドライバ(?)のインストールも必要で使うまでのセットアップも少しだけ必要なのが気をつけたいところ。
ただ、非開発者向けのツールとしてはとても面白いし、実機ですぐに動かせるのは作る側のモチベーションも保てそう。英語版だけではあるけれど、初心者向け勉強会でやってみたりするのも良いかも。
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