それゆけ西表島さんのところのエントリから。
仕事とはアウトプットを出す事である。しかし、そのために必要なインプットも当然仕事のうちである。ソフトウェア開発においては、読書という行為は、事前にやっておくとか、業務時間外にやるというのがなぜか前提になっていることが多い。
うーん、読書はなかなか業務としては見てくれないですね。
私も次の案件なんかが先に決まっているときは時間外で該当する本を読んで予習してアサインに備えたりします。どうしても仕事=生産=アウトプットという図式で、インプット=勉強=業務外という感覚です。
ただ、業務時間外に本を読むような人は、自己学習スキルのある人で、ほったらかしにしてもスキルがどんどんついていくのである。「男子三日会わざれば刮目して見よ」を地で行く人たちである。
読書が業務外と思う人は、こういう自分から読む人なんでしょう。私もスキルは別として「技術書を自分から読むのが嫌」では全くない人なので、「技術書を自分から読むのが嫌」な人と感覚が違うんだろうなぁ、と。
本を読むというと、勉強というイメージを持つ人もいるが、技術書はカタログなので、とりあえず全体に目を通して、どこに何が書いてあったかだけ覚えておいて、細部は必要になったらもう一度開くというのがいいのかなと思う。
そうですね。とても内容まで全て覚えきれるものではないので、本のインデックス的なものだけ覚えておきます。「たしかあの本に書いてたなぁ」とかの記憶で十分かと。
といっても、何冊も買っていると、趣味が技術書を読むこと、というような人以外は足が出る。立ち読みではなくて本は手元においておきたい。ぜひ会社が本を支給すべきである。プロジェクトに必要な本をマネージャか優秀なプログラマが選定して、全員に買い揃えて頂きたい。外部に講習に行かせるよりはかなり安上がりだろう。
会社が本を購入するということは無いですねぇ…。
どちらかというとうちの会社はそういう経費も削りたがる向きがある(上司は「買って良い」とは言うけれど雰囲気が…)し、私は使う本は自分で選んで自分の物にしないと気が済まないのでひたすら自分で買ってしまいます。もちろん、独り占めしないで必要な人には貸してますけど。
でも某メーカーのオフィスとか、また別のメーカー系のプロジェクト室に行ったときに、雑誌とか技術書が本棚に並んでいるのを見て、「あー、こういうのが技術を扱う会社の普通の光景なんだろうな」と思いましたね。
たぶんうちが特殊な環境なんだろうなぁ。書籍はほとんど各個人持ちだし、少ない会社管理の本も管理もバラバラでどこに何があるか分からないし、そもそもそういうのを集めた本棚すら無いしね…。
よく考えると、若手の社員はあまり本を読まずに仕事をしているような気がする。自分で買うのは金銭的に厳しいからネットでなんとか済ますとか。ネットも使い方しだいだけど、書店で自分に合う本を選んで買ってくる人は比較的デキる人が多いような気がします。
でも実際はなかなかそういう人は多くはなくて、こういう状況では組織の技術力の底上げをするのは簡単じゃないなぁと思ってしまうわけです。
コメント