論理学というと、集合論と同じく記号がいろいろ出てきて、いつも理解しづらくて挫折する。普段、ああいう"A∧B"のような書き方をすることが無いからだろう。
おそらく慣れてしまえば記号で表すほうがパッと理解できるようになるんだろうけど、どうにも敷居が高いと思っているところに、この本。
論理記号を使わずに論理学のさわりをできるだけ書いてみようというコンセプトで、今ちょうど3分の1くらいを読み終えたところだけど、これは私でも読み通せるかもしれないと初めて思った。
まぁそれでも第2章の否定の概念とか一度さらっと読むだけだと、あとで「あれっ」と思うくらいには、きちんと頭の中で整理しながら読み進める必要はあるけれど。
著者は大学向けの本を書いているような人だけど、文体はけっこう砕けていてところどころノリツッコミ的なものが出てきて面白い。
入門!論理学 (中公新書) | |
野矢 茂樹
中央公論新社 2006-09 おすすめ平均 |
コメント