分岐点

1年前からいろいろとやっていたAndroidのプロジェクトがもうすぐ一区切りを迎えようとしている。

すでに後継のプロジェクトに片足を突っ込んではいるものの、次も設計やコーディングをメインでやる立場では関わらないことになるかな。

成り行きからチームリーダーのようなことをやって早1年。Androidのアプリ側の担当だったわりには、Javaの経験があまり無い私だったので、自分よりJavaのスキルがある人もいたりするチームを見るのは、もともと技術力でそこそこ会社で生きてきた私にとってはなんか微妙に居場所が無いようなそんな感じを持ってた。

業務仕様的なものに関しては、以前おなじ機能のアプリを別のRTOSとプラットフォームで作った経験があったので主に仕様面からのフォローと組み込み開発、商品開発の段取りなどをメンバーに伝える役割をメインにした。

実装を基本的に自分以外のメンバーがやったものが社内、社外のテスターに評価され、さまざまなバグと直面する毎日。私もソフトの作りは一応分かるのだけど、自分で修正はせずに見守るのみ。メンバーが長期離脱した期間だけ、バグ修正は行ったくらいで、基本は設計面からのバグの解析がほとんど。

誤算だったのはスケジュールが逼迫して十分にレビューできないまま搭載した機能の品質が予想より悪かったこと、設計時の考慮漏れが多く、テスターがシビアな操作をすると不具合が多発した。きちんとした仕様を伝えきれなかった私が悪いし、きちんとチェックしなかったのが悪いわけだけど。

そんなこんなで、ずっと技術職でやってきた私が技術から距離を置くことが増えると、自分の今後のキャリアをどうするかというのも気にしないといけない。もう数ヶ月で33歳になるし、そもそも人売りが主で技術を軽視しがちな会社にいて、これからこのまま管理的な役割メインでやっていくことがほとんどになるのか、また技術寄りの仕事に戻れるのか社内の人員構成と自分の立ち位置についてどっちに転んでもいいようにすべきなのか...。

分岐点に来てるんだよなぁ。

完全にどっちかの道を選択しないといけないということも無いんだろうけど、今まで意識して遠ざかってきたマネジメントにも向き合わないといけないのか。イヤというわけでは無くて、自分に適正が無いから私なんかがやらない方が良いんじゃないかと思っているのだけど...。まぁ仕事だし好き嫌い言えないのも分かってはいるのだが。

コメント

  1. しかじろう より:

    Androidな会社を企業すれば全て解決!

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