勤務時間中の自己研鑽のための読書は避けるべき? - 発声練習
サラリーマンの感覚からすると、アウトなんだろうなぁ。
というかちょっと大きな企業になると、twitterやブログはフィルタリングされていてそもそも使えなかったり、フィルタリングされてなくても私的なネット使用ってことでたぶん懲罰対象。
大きな企業になると社員モラルもピンキリで本当に業務に関係のない使い方をする社員も一定の割合で発生するからってことなんだろうけどね。一日中mixiやってたりtwitterつぶやいてたりって話もどこかで聞いたし。あと情報漏洩リスクだとか。
けっきょくサボりと区別が付かなくなるので会社としてもNGだし、周りの人間も「あいつはあれで給料もらってるのか」という話になるからだな。サラリーを労働時間でもらってる以上、"仕事以外の余計なこと"に見える事柄にはとても見方が厳しくなってしまう。例えそれが業務と関係あることでも「会社じゃなくてもできること」だとNGってケースが多い気がする。
年俸制とか裁量労働なら、結果さえ出せていればそういう自己研鑽も良いような気がするけど。ただSIerとかだとデスマーチに巻き込まれると働けど給与は貰えず、になるから年俸制が一律良いかどうか。
あと社員モラルがそれなりの水準にあるようなレベルの高い会社なら、ガチガチに禁止事項を決めたり「私は私用でネットを使いません」とか書かれた誓約書に署名させたり、PCや社内LANの監視だのする必要は無いのかも知れない。
ソフト開発で言えば、知的生産をする職種なのにそれを支援するような道具は使わせてもらえず、Microsoft Officeの入ったPCの前に社員を一日中縛り付けておけば成果物ができると思ってるとしか思えない作業環境しか提供してない企業も多そうだよね...。
追記
next49さまに、こんな脊髄反射エントリにリンクして頂いてたので、もう少しまとめることに。
私の考えは、
- 業務に関係することなら情報収集やコミュニケーションのためのtwitterやブログは良いと思うし一律禁止すべきことではない(当然、機密情報や完全に私的の内容は書かない)
- ネット上には仕事と上手に結びつけている人はたくさん存在する
- いま遂行している仕事に関する書籍を勤務時間内に読むのも良い
- ただし、ネットや書籍を読んでいる時間も労働時間=給与対象となるのであれば、周りや上司に疑念を持たれるような行動や見合わない成果を出さない(周囲が納得する成果を出すべき)
- 場合によっては周囲に自分のネット上での活動をある範囲内でオープンにしたりなどの工夫が必要かも?そこまでして業務でtwitterなどやるか、という天秤はある。
現実としては
- 大きな会社ではtwitterなどを一律解禁すると、意図を理解せずに目的外の使用者が必ず発生するので難しいだろう。
- Softbankのようにトップの理解のもとで解禁できれば良いが
- 社内ガイドライン(得てしてガチガチになるが)を定めて守らせるか
- そこまで面倒だったら会社からやらなくていいよ、という流れに帰結しそう
労働時間=給与の考え方は、法律と実際の運用にもよるが善し悪し。
- 会社の建物に入って出るまでが労働時間という考え方で、休み時間以外のすべての時間が給与支払いの対象
- 例えば毎週水曜の19:00~20:00まで有志による社内勉強会を開きたくても「その時間の給料はどの予算から出すのか?」という話になり開催できない場合がある
- 「自己啓発は社内でやらないでください」という指示が社内で出る。私の会社では過去そういう通達があった。
- 業務と関連しない啓発をやる人間が出たり、区別が付かない場合もあるので誤解を招くことは労働時間内にやらないでくれ、という話しではあるのだが。
結局のところ「業務に関係あるか無いか」の線引きが難しいので、管理する側としては一律禁止の方針にしたほうが問題が発生しないという考えになってしまうのだな。
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