事業仕分け、他の視点から見てみると

国の事業仕分けで科学やスパコンの事業が縮小、廃止になったものが出てネット上でも憤慨の「民主はこれだから」「民主に票入れたのは責任取れ」などいつものコメントが並ぶ。

私もどちらかと言えば理系の端くれなので、例えば毛利さんが力説しても事業予算が削減されるのを見て「容赦ないな」と思った。

ただ、見方を変えれば科学分野に限らず、ほぼ同じように他の分野の事業も削減されていたりするわけで。

正しい例えかは分からないけど、同じ1000億円があったとして"道路に使うと「ムダ」でスパコンに使うのは「OK」"というような理屈をきちんと説明できるのかと思うと、それもまた難しいのではないだろうか。

自分の関係している分野、興味のある分野にメスが入るのは抵抗あるだろうし、人によってはそれで生計が立ってる場合もあるだろう。でも、他の立場から見てみると、科学分野も「よく分からない事業」に見られるのだと思う。

確かに今回の事業仕分けは「削減ありき」だからいろいろ乱暴に見えるところも多いけど、だからといってすべて満額回答するわけにも行かないわけだし。事業仕分けで思ったように削減できなければそれはそれで叩かれるだろうから。

何でも削減で投資をしないとなると、この国の方向性は?というような気もするけれど、圧倒的な財政難を考えると今までの各分野へのお金の使い方が異常だったのかもしれない。

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