情報処理推進機構(IPA)でソフトウエア工学に関する研究を行っているソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)は、2月から企業情報システムの開発段階における見積もり手法の検討に着手することを明らかにした。
<中略>
1月いっぱいで収集するデータは、SECに参加するシステム・インテグレータからのデータが中心。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)からもユーザー企業に関するデータの提供を受ける。およそ1000件の開発事例に関する情報を収集することを目指す。
どのような結果が出てくるのか、良い意味で期待してみよう。
もちろん、万能な見積もり手法などは存在し得ないので、そこら辺をどう丸めた形にしてくるのかにも興味あり。
記事によると6月には成果を出すようだけど、1000件の案件のデータを解析する割には短期間な気もするなぁ。
私はまだきちんとした見積もり手法(FP、COCOMO…は古いのかな?)を用いて見積もりをしたことがない。
単純にWBSっぽい作業一覧を作成しそれぞれに工数を出して行きその合計が見積もり工数、
というやり方がほとんどで、しかも各作業の工数を出すときは勘に頼ってしまう。
…悪い見本ですね。
うちの部署では最近、各フェーズ(基本設計、詳細設計、製造、単体テスト、結合テスト…)で生産性の基準指標を作り、それに当てはめて見積もりをするというのを推し進めてます。
しかし私が違和感を覚えるのは、その生産性の係数に掛け合わせる値がステップ数だということ。
つまり用件から機能を洗い出し、その機能が何ステップかを見積もる。
ステップ数を導き出すのは見積もりの段階では難しいと思うのだけど…。
でもどこかで読んだものには「規模が見積もれないのは用件から機能をきちんとイメージできていないからだ」と書かれていて、じゃあ想像できない自分ってダメダメなの?と凹んだことも…。
何が正しいのか分からなくなりそう。
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