時間が取れたので参加してきました。
40名くらいは集まったんですかねー。私は会場のちょうど真ん中、赤い服着た女性の方の後ろにいました。
なんとすでにドコモのAndroid端末を入手していた強者の方も数名いらっしゃって驚き。あとiPhone率の高さは異常だった気が...。
個人的には、今日は組み込み屋の人はいないだろうなぁ、福岡はWebのデザイナーさんやWebアプリ屋さんのコミュニティが強力だから、今回もその延長線かなと思ってちょっとアウェイな気分だったんですが、組み込み系の方も少ないながら数名いらしたようですね*1。
全体的には予想通り、端末ユーザーの方とWeb系の方が大部分だったようです。
日本Androidの会事務局長のnoritsunaさんによる説明の内容も、ちょうどAndroidってどんなの?という人向けにはマッチしてて良かったと思います。ご本人はグダグダと言いつつ、noritsunaさんの軽快なトークが続いてました。
そして、日本Androidの会・福岡支部の支部長は、しかじろうさんに決定!
早ければ8,9月あたりに勉強会やるかも、とのこと。
どうにも顔見知りの人が一人もいないのと所用で懇親会は参加せずに帰ってきたけど、また機会があれば勉強会に参加するかも。
のりつなさん、きしださん、そして参加の皆さん、お疲れ様でした!。
とりあえず私はNative層のFramework部分を仕事がらみで調査してたりして、このブログでも小ネタをいくつか書いています。逆にアプリを触るほうまで手が回ってないですね。組み込みとかNative層ネタであればこのブログに公開していこうと思っています。ニーズはあまり無いでしょうけど。
以下、箇条書きでメモしてたことをとりあえず。★がついてるのは私のコメント。
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- Androidの会について
- もっとも活発なワーキンググループは3つ(SDK、勉強会、組み込み)
- ★Androidの会のGoogleGroupを見ててもそんな感じ
- キャリア、メーカー、ユーザー間のサイクル
- BeagleBoardをベースに「オレオレ携帯」を作れる
- ブリリアントサービスさんが弁当箱大のものを作った。WSIMを使って。
- ★ブリリアントサービスさんは、ポーティングやNative層の情報を積極的に公開していて参考になる。JNIを調べてる時に公開されてる資料で助けられた
- DalvikVM上でいろんな言語が動いててJava以外でもアプリが作れたりする。もちろんGoogle的には非公式。
- Ruby、Lisp、Javascript、Pythonなど
- 全てがオープンな環境
- その気になればなんでもできる
- ★携帯端末に限らず、下回りだけ移植して使うとか好きなコンポーネントだけを使うというやり方もできる。実際、AndroidのLinuxカーネルではなくDebianなどにAndroidの差分を移植して、ということをやっている人もいる
- ホーム画面(待ち受け)もアプリなので差し替えができる
- ★HTC HeroやoPhoneはホーム画面を独自のに差し替えてるはず。特にHTC Heroはtouch FLOというHTCお得意のUIが入ってる
- Cupcakeの次バージョンDonutについて
- DalvikVMのブラッシュアップ(バグが多いので品質向上、パフォーマンスも?)
- 全体的な高速化が入るかも
- リリースは秋から冬くらいか?
- 何を入れてくるのか、いつリリースするのかはGoogle次第で情報が無い
- ★先日海外で発売されたHTC HeroはDonutベースという噂があるので、HTC Heroに載っている機能がDonutに入るのでは。Heroに先行で入ってるが、AdobeがFlashエンジンを10月くらいに?公開するはず。
- ★HTCはOHAに加盟してるのでGoogleと協力可能で、かなり先行して新機能の提供を受けてると思われる
- oPhoneはすごい
- AndroidにiPhoneそっくりのUIを乗せた端末。中国のBORQS社製。
- 実はBORQS社はGoogleよりAndroidの技術力は高いかもしれない?
- ★oPhoneについては初耳。こんな端末があったのか。調べてみたらソースも公開されてるようだけど、これ動かしたらiPhoneルックなUIを見れるんだろうか?時間があればやってみたい。
- 開発系の話し
- ContentProvider
- 他のアプリからもデータを参照させることができる。
- どこまでのデータを見せるか権限をかけることができる。
- ★まぁそうだよね。ちょうどここは勉強しようと思ってたのでちょうど良かった
- データはSQLiteに限らず、SDカードにも置ける
- オレオレ携帯を作る
- ハード関係で支援してくれる企業
- パーツの小売り
- 回路設計、基板制作...P板ドットコム
- 筐体作製...MEFS
- 団体...EMS-JP
- ★今日一番聞いてて楽しかったところ。
- ★P板ドットコムは回路設計までやってくれるのは知らなかった。基板制作は知ってた。筐体まで作ってくれる会社あるんだな...。
- ★コストの話しでトータル50万くらいと言っていたけど、市販の携帯電話のハードの原価などを考えると、カスタムメイドでもそこまで高いという印象はない
- ★特に今はBeagleBoardをはじめ安価で高性能な評価用ボードがあるので、色々試すだけならもっと安価にできる。BeagleBoardについてはこのブログでも色々書いてきてる
- AndroidMarket
- UIが使いづらい
- スクリーンショットが載せられない
- 説明分があまり多く書けない
- ユーザーの反応が厳しい(アメリカのMarket)
- 既存アプリと機能が被るアプリを出すと叩かれる空気がある。自分のが高機能であっても。
- ★Market上の空気感の話しはとても興味深かった。iPhoneはどうなんだろう?
- Marketには無審査で登録される
- ある一定レベルの「通報」があるとMarketから消される
- アプリのセキュリティは、ユーザーが自分で身を守るのが前提
- インストール時に要求されるパーミッションを確認して怪しくないかを判断
- ★この辺の「悪意あるアプリ」の防御は、一般ユーザーには敷居が高い感じ。「初心者お断り」。Googleらしいといえばそうなんだけど。
- HT-03Aと同じ端末がGoogle DevPhoneにラインアップされる(2〜3ヶ月後)
- ★現行DevPhoneのG1は同僚が買っていたけど、これはHT-03Aベースが出るなら下手すると買ってしまいそうだな...
- 開発者のうち20%は日本人
- 現時点では国内で有償配布はできない。
- ★有償アプリの話しに入った途端に、食いつく人多数。やはりビジネスチャンス狙ってる人が多いんでしょうか
- ドコモも独自マーケットを開く。こちらはドコモ課金。
- ★キャリア課金は良い方法。国内は携帯でカード決済の文化があまり無いはず。
- ★ドコモのマーケットと本家Marketと分散してしまわないだろうか?ドコモのマーケットは審査が厳しそうな予感。
- *1: 携帯端末の開発経験者は私だけだったっぽいけど
コメント
昨日はおつかれさまでした。しかじろうです。
僕はweb開発屋で組み込みの方はさっぱりです><
勉強会では色んなレイヤーの勉強会ができたらいいなと思いますので、よろしくお願いします。
お疲れさまでした!
組込み系はまた世界が違うのでなかなかニーズや話題が合わないかもですが、
逆に私のほうはアプリやWebサービスとの連携とかに興味があるので
どのレイヤが盛り上がってもきっと良い方向に行くと思います。