楽天、個人向け政治献金サービスを開始へ--クレジット決済が可能に:ニュース - CNET Japan
面白い仕組みが出てきたと思う。
はてブでは"楽天"が手がけてることに対して懸念するコメントが多いけど、別に楽天が影響力を持つほどの額の献金は集まらないんじゃないかな。
せいぜい献金者一人が数千円から1~3万円くらいでしょう。数十万円単位で献金するくらいの支持者ならこんなサイトからはしないと思うし。
そう仮定すると、その5%を取ったとしてもシステム運営費もペイできるかどうか分からないくらいの手数料収入にしかならないような気がする。
将来、こういう形の献金が普及したとして、楽天が政治に対して影響力を持つかと言われるとそれもどうだろう?楽天の売り上げから数%が自動的に献金されるわけでもなく、単に有権者のお金をスルーしているだけで、楽天が政治家への金額の割り振りを決めているわけでもない*1。
そして、この段階まで普及してたとすると、楽天以外にも献金サービスはおそらくできるだろうから別に楽天を選ばないといけないということにもならないだろうと予想。
今は純粋に「ネット世代と政治との距離を縮める」という点でこのサービスを肯定的に考えたらどうだろう。投票も行かずにネットであれこれ文句言ってるだけでは何も変わらない。
投票したい人や政党無ければ白票でも良いと思う。そして「白票入れた」ってみんなでネットで公言すればいい。そういう声が目立ち始めると「与野党以外の第3の母集団が相当数いる」ってことがだんだん見えてくる。
そうすると、マスコミや既存政党もそれを意識し出すかもしれない*2し、まったく別の政策集団みたいなのが出てくるような変化が、ひょっとしたら出るかもしれない。
意思は表明しないと誰にも分からないまま埋もれてしまう。献金はよっぽど献金したい相手がいない限り私も含めてしないだろうから、まずは自分の時間と足を使う以外はほぼタダの"投票"を。与党でも野党でもそれ以外でも、自分の意思表示をしたほうが建設的だと思う。
常に良い方向に変わるかは分からないけど、社会は特定の世代や勢力だけのものじゃないし。
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