AndroidでNativeコードを書くためのNDKがリリースされて、ドキュメントなどをいろいろ読んだりしてみたけれど、まだ現時点では実用レベルでは無いかなぁというところ。
Googleもドキュメントの中でそう書いているし、Nativeコードの正式サポートは次期donutからというのもあるんだろうけど。
ただ、AndroidのNativeコードにおけるGoogleのポリシーというのは少しずつ見えてきた感じがする。
SystemV系IPCの非サポート、というか使用禁止*1がまず目に付くところ。セマフォや共有メモリが使用できないので、Unixからプロセスなどを移植してくるときなどに制約に引っかかるケースがあるかも。
後は今後のAndroidのバージョンでframework部分がどれくらい解放されるのかが気になる。オープンソースなので非公式で使うこともできるだろうけど、Binderは他とのやりとりで使えないと困るだろうし、Surfaceなんかも独自のMediaPlayerやカメラや映像系デバイスと連携させるなら使いたいところだし...。
HTC Heroにはdonutが載っているという噂もあるし、次期SDK/NDKがいつリリースされて、どこまでNative側が使えるようになるかは個人的にも追っていきたい。
- *1: SYSV-IPC.TXTに書かれている
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