自力で残業から逃げられなかったプロジェクト

年度が替わってから、プロジェクト予算の関係で残業規制がかなり厳しくなった。

前年度までは本当に36協定の超過時間(年間約560時間)の制限を超えそうな勢いのメンバーもチラホラいるくらいのプロジェクトだったのが嘘のようだ。

...というか、残業制限すればその範囲内でなんとかやり繰りしようとするから、やればできるじゃん、という気もするけどね。

もともと、そのプロジェクトを持っている課長のポリシーというか考えで「条件が多少無茶な作業でもあえて引き受けて、必死にこなせばお客の評価が上がるから」ってのがあって、かなりハードな作業をタイトな期間と人数でやってたりしていたというのもある。

なんというか、「残業したり休日出勤までやっているというのをお客にアピール」するっていうのが一つのやり方だったわけね。

そんなわけで現場のメンバーが本当にかなりの犠牲を払って、渦中の栗を拾う仕事を取ってきて売り上げが上がったという事実は確かにあるのだけど、やっぱりプロジェクト内にはここ数年の疲労感が漂っているという状態。

だれもいたずらに残業なんてしたくないけど、上司のポリシーに「残業ありき」みたいなのが入ってくると、なかなか残業せずに帰るというわけにはいかなくなってしまう。毎日定時内で収まらないくらいの作業ボリュームや期間の、条件の悪い作業ばかりが降ってくるし。

今のように外的要因で残業を減らす、という力が働いたおかげで人間的な生活に戻れたって感じかな。

残業なんてどうしても、って時以外はするものじゃないね。当たり前だけど。でも残業前提に仕事を組まれる職場だと逃げづらいから厄介で。

そういう場合は生産性を上げて、その日その日でなるべく早く帰れるように頑張るとかするしかないのだけど、誰か一人が生産性高くても、他の人のところで作業が詰まっていたりするとヘルプに入ったりするからね...。

プロジェクトが回るようにしつつ、自分の生産性を上げて残業を減らしつつ、かといって、どんどん仕事を積まれないようにするには普段から色々気を配ったり小細工したりするところはたくさんあるのよね。...このネタは近いうちにまたエントリするつもり。

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