新人研修の日報を見ると、フローチャートの勉強なんてのがカリキュラムに入っている。
フローチャートを実際の現場で使ってるのってほとんど無いんじゃない?あっても、お客の要望で納品ドキュメントで必要だから(自身の経験あり)とか、ホストに近い金融系とかかな...?
普通にプログラムを組むにあたって、丁寧にフローチャートを書いてからコーディングってのはほぼ絶滅だろう。それを新人研修で「これが通常の手法ですよ」みたいな感じで教えてしまうのもどうかと。
ウチの会社みたいにプログラム未経験の新人が多いと、これがホントだって思っちゃうんじゃないかな。
プログラム未経験者なのでどうコードを書いて良いのか頭が混乱しがちなところを、処理の流れを整理させるっていう目的ならかろうじて分からなくも無いけど、やっぱりそれはフローチャートである必要は無いし。
それに新人研修で取り上げると、「フローチャートを決められた書式で正しく書く」ことが目的になってしまって、「今から書くコードはどういう処理をどの順で組み立てるべきか」が疎かにされるのではないかな。
新人が現場に配属されて、研修とのギャップにまた戸惑うんだろうなぁ。毎日の研修を一生懸命こなしている雰囲気を見ていると、少し気の毒にも思えてくる*1。
※モジュール分割法でSTS分割とかも習うようだけど、情報処理の試験を受ける時くらいしか役に立たないんじゃ...。モジュール強度と結合度という考え方自体は重要だけどさ。
- *1: 「フローチャートをしっかり書けるように復習します!」という日報を読んでると居たたまれない気持ちに。
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