不況になってからの投資本の微妙な変化

会社帰りに紀伊国屋をブラブラしていると、個人投資の本が相も変わらずたくさん並んでいる。

ふと頭の中に、これらの本をサブプライムの前に書かれた物か後に書かれた物か分けて陳列すると面白いかもしれないんじゃないかなと。

サブプライム前はイケイケドンドンで「株、FXで億万長者」系のが多かった気がするけど、最近出版されたものだと分散投資などの比較的大人しめのトーンの物が目立つ感じ。

...まぁこの書籍の様変わりぶりは滑稽にも見えてくるのだけど。

「この時こそ投資の時」と攻めを勧める本も多いんだけど、どうだろうね...。あれだけ調子の良いときに煽っておいて、さらに今投資だ、と言われてももう去年のうちに資産をすっ飛ばした人は余裕無いだろうし、そうでなくても給料下がるし人によっては仕事にあぶれるかもって状況で、心理的に冷え込んじゃってるよなぁ...と思う。今は資産に余裕のあるだろう年収800万以上系の人たちがターゲットになってるのかもしれないけどね。

なんとなく、景気の悪いときは「元手が少なく儲かる」系、例えばアフィリエイトとかネットワークビジネスとかがまた流行りそうな感じがするし、それはそれでちょっとイヤな世の中だけど。

本を書くネタなんてのは出版してしまえば責任取らなくてもいいんだし、特にビジネス、投資、自己啓発本は、ある意味「書いた者勝ち」なのかもね。

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