何気なく書店で見つけて買ってみたのだけど、意外と良書かもしれない。
タイトルには「オブジェクト指向を取り入れた理論と実践」とあるけれど、実際読んでみるとそこまでオブジェクト指向の匂いはしてこない。組み込み開発全体について幅広くそして分かりやすくまとまっている本と思ったほうが良いと思う。
また所々でオープン系(IT系)の開発と比較しているところも好感が持てる。オープン系開発手法の中で良いものを組み込み系にも取り入れませんか?というスタンスといい、はっきり書いてあると現場の人間からするとこういう書籍などを通じて、組み込み開発が抱える問題点などの認識が浸透してくれないかなと思ってしまう。
キャリアの浅い若い人に読んでもらうにはいい本ではないかと。
C/C++による組み込みソフトウェア開発技法 オブジェクト指向を取り入れた理論と実践 | |
福田 英徳
ソフトバンククリエイティブ 2007-07-31 |
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