このところ手帳術、メモ術が一部でブームになっているように思う。
今年出版された本の中でも、
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
のように発売されている。
このような本に限らずビジネス雑誌でも何回か目にしていて、
たいていは各分野のフロントランナーと言われる人たちがどのようにして手帳を活用しているか?
というのを挙げているパターンの記事である。
もちろん、手帳やメモ術というのは昔からいろいろな方法が世に出てきた。
手帳だと「超」整理手帳や、メモ術で言えばマインドマップやら。
手帳術に限って言えば、なぜこの時代にこれだけ取り上げられているのだろう?
今まで手帳をほとんど使わなくても仕事をこなせてきた人が、
いきなり手帳を買ってきて使えるようになるかというと、
私もそうだけど、ほぼ必ず三日坊主になってしまう。
それは「手帳に書く事柄が見つからない」のだ。
別に分刻みのスケジュールがあるほど忙しいわけでもなく、
ToDo管理は机に付箋紙でも貼っておけば充分、という人たちだと思う。
そういう人たちは新しい手帳の真っ白なページを目の前にして途方に暮れる。
書くことが無いし、手帳=スケジュール管理という先入観があるからだと思う。
私が気づいた範囲で手帳術、メモ術の本や記事を読んだ感じだと、
手帳を「スケジュール管理」だけではなく、
手帳=記憶の分身、電脳的に言うと外部記憶装置、
ちょっとおおざっぱに言うと人生のネタ帳のように自由に使うということ。
そうやって「活用」している人たちが、
ベンチャーの社長だったりバリバリのビジネスマンということもあって、
今は注目されているということだろう。
自分の場合は影響を受けてこの前からA6版の文庫サイズのノートを持ち歩き始めた。
最近ずっと、ふと頭に浮かんだことがあっても仕事が終わって家に帰ると忘れていることが多くなって、
用事だとかブログのネタだとか、本や雑誌を読んでいてちょっと覚えておきたいこととか、
その時点でメモするようにしてみている。
そうすると考え事のネタだとか一日に入ってくる情報の中で、
そのまま忘れ去るには惜しいことが色々あるのに気づいた。
今まではそれがどっかに行っていたわけで、
思い返すとロスしてきたものがたくさんあったわけだなぁ…と気づかされる。
「手帳術」に行く前に、まずは「メモる習慣」を付けることから始めてみよう。
なんでもメモっておくと後で見返したときに気づくことが多いから。
そうするときっと「手帳に書くことなんて特にない」と言わなくて済むときが来るだろうし…。
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