その存在は何年か前から知っていたけど、そこまで興味を惹かれなかった。
たぶん、自分がそれなりに注目するようになったのは"ほぼ日手帳"のせいだろう。
最初にどこでそれの存在を知ったのかは忘れてしまったけど(どこかのブログだっだはず)、
その通販ページの売り文句の上手さに見事にやられてしまった。
ほぼ日手帳を買うときに、サイトの他のコンテンツ("おもしろ魂"、"春風亭昇太ひとり会のネット中継"など)を読み始めてからだんだんとアクセスする回数が増えたかな。
そして一日100万アクセスもあるようなサイトになっているとはこの本の帯で初めて知った。
…そういう"ほぼ日刊イトイ新聞"のサイトの立ち上げるきっかけから初期のころの雰囲気、
それから糸井氏がどういうことを考えているのかが思う存分書いてある。
クリエータの不完全燃焼を完全燃焼することができる場所づくり、
というのがすべての根底にあって、
そういう場所があれば仕事やお金なんてものを超えて繋がることができる人たち、
というのもいてこのサイトは成り立っているんだなぁ…と思わされます。
「書きたいことを書いて、作りたいものを作る。」という言葉にすると簡単だけど、
実際にやろうとするのは色々と制約があって難しい。
会社での立場とか、普段の生活の中での立ち位置とか、
見えないものが自分の可能性を狭めているから。
ある意味それを実現させている彼らが羨ましいと思える部分もあるだろう。
まだこの本を全部読んでいないけど、自分はなんだか不完全燃焼だと思う人は、
いちど読んでみてはどうだろうか。新しいやる気が出てくるかも。
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糸井 重里
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