この間の金曜日に、広島に向かう新幹線の中で読むために購入。
F1はよく見るのだけど、レース以外の部分…例えばチーム運営にどれくらいの費用がかかっているか、チームとスポンサーの関係、そしてF1界のドンと言われるバーニー・エクレストン。
ホンダ・レーシング・デベロップメントの初代社長が書くF1の裏側…とは言っても、野次馬的なことは書かれておらず、チーム代表という立場からのビジネスとしてのF1が細かく書かれていてかなり読み応えがある。
一番驚いたのがバーニー・エクレストンについて。パドックに落ちているゴミを自ら拾うというエピソードや、F1に関するあらゆる事柄を自分で決裁するということなど、F1と一心同体かと思うほどの動きをしていたことなど、興味深い話が多い。
F1が好きな人ならきっと一気に読めると思う。フジテレビの地上波で「ジャパンパワー頑張れ」と一辺倒に叫んでいる裏はもっと複雑で好奇心を引く世界なのだ。
F1ビジネス―もう一つの自動車戦争 田中 詔一 角川書店 2006-05 |
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