前号より50ページくらい少なくなってる。ページ単価だとWEB+DBと全く違う。雑誌として苦しいんだろうか。
特集はAndroid。雑誌の刊行ペースと流行具合から言って今やっとかないと、というところ。
さすがに組み込み雑誌だからか、巷に溢れるJava層のアプリの作り方ではなく、NDK(Native Development Kit)での開発・デバッグ法と、ポーティングの記事。
NDK関係の情報はまだ少ない*1から、これはこれで有用と思う。特にEclipseを使ったデバッグは、公式に環境が無いので自分でスクリプト作ったりとしないといけなくてハマる場合も多いだろうけど、記事では良くまとまってる。
あとGoogleのAndroid担当者のインタビューとかも興味深い。
特集2の組み込みネットワークも興味のあるところ。個人的にはZigBee。もう少し価格とか入手性とか、扱いやすくなるとプロトとかで遊んでみるにはいいのかなぁとも思う。
特集3の品質改善ツールについては、個人的にはそこまで興味なし。
いや、全く興味ないわけでは無いんだけど、
- 予算の問題(決して安くないツールの導入効果を説明しにくい)
- 使いこなしの問題(あまり細かく分析できても、使う側のノウハウが無ければ意味なし)
- 人の問題(品質担当が置けるほど余裕のあるプロジェクトなら良いけど)
メーカーならいざ知らず、下請けではそこまで金銭的、人員的、工数的余裕が無いことが(実態として)ほとんどなんじゃないのかなぁ...。
まぁプロジェクト単位で購入じゃなくて、会社として購入して適用するとかやりかたはあるんだと思うけど。うちの会社も全社にそういうツール解析を行って結果を返す部門があるし。でも提供ソースを整理したりとか事前準備とか必要みたいだし、日々適用とかはけっこう手間かかりそう。
組込みプレス Vol.16 | |
組込みプレス編集部
技術評論社 2009-08-28 |
- *1: というかやっぱりアプリ屋さんにはそれほどニーズが無い?
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