ずいぶん昔に買ってから一度途中まで読んで放置していたのを、ここ1週間くらいで全て読み直した。
内容はボリュームもあるし、訳が多少読みづらいところがあってなかなか読み応えがあったけれど、この「7つの習慣」の一つ一つを見ると、それほど難しいことを求めているのでは無い。
ただ、人が今まで生きてきた中で自然と形成されてきた考え方、行動、振る舞いというのは、「7つの習慣」に当てはめると意外とどれも十分にできていないことに気づく。著者はそこをステップを追って改善していくことで、様々なものごとに対してWin-Winの関係が築けるようになるということを伝えようとしている。
いくつか勝手にまとめてみると、「自分を知って、相手を知って、また再び自分を知る」「相手の気持ちを推し量る」「自身で決断できるように心をコントロールする」というような感じだろうか。
この本は、一度読んで終わり、ではなく繰り返し読み返すことで自身の意識を再確認するという使い方が良いだろう。
欲を言えば、この本のエッセンス的なものをコンパクトに抜き出した本があると普段の見直しには有効かな、とは思う。どうやら関連書として存在しているようだけれど。
ビジネス書というよりは人生全般の自己啓発書という感じで、どんな年齢、職業関係なく読んで損は無いのではないだろうか。
※この本と手帳の「フランクリン・プランナー」と関係があるというのを読み終わって気づいた。
7つの習慣―成功には原則があった! | |
Stephen R. Covey 川西 茂
おすすめ平均 |
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