2007年振り返り

過ぎてしまえばあっという間だったような。

一番の出来事は、30歳になったこと。

けっきょく仕事漬けで20代終わってしまったな…ともったいなく感じてしまった。30になったからといって何かが急に変わるわけではないのだけど、自分の中で一つの時代が終わったというか何かの区切りみたいに感じるところがある。

今まで何やってきたんだろう、という思いとこれから何ができるんだろうという思いといろいろ交錯する。目の前の目標としては、幸せな毎日を送りたいってところかな。小さな幸せでいいんだけどね。ずっと家庭内のゴタゴタを抱えてしまって、精神的に疲れてしまった。

人はそれぞれいろんな悩みを持っているんだろうと思うけど、それを見せないで明るく頑張ってる人もいる*1し本当は自分もそうしたいんだけど引きずってしまう性格だからな。心配性だし、ちょっとしたことがストレスになって気持ちが落ち着かないなんてこともよくある。

少しでも平穏に過ごせたらと思うのだけどね…。

仕事の面では、担当する機能が変わったり他チームのヘルプをしたり、年の終わり頃は技術検証のようなことをやったり、やってきた作業を見るといろいろ変化があった。同じ事をずっとやっているよりは変化があって良かったかなと思う。

社内的にも技術的なところはある程度評価されているようなので、管理系の作業をやらなくていいというのはある。ただ、本当にこの路線で行って良いのか?という不安も無いわけではない。

今まで正社員イコールリーダー、マネージャになるのが当然のキャリアパスだった会社なので、いきなり技術職としての役職を用意しましょうと言われてもどれだけ上手く機能するのかな…と思わないでもない。そこをいろいろ開拓するのが自分みたいな立場の人間の役割なんだろうとも思うけど、今までの会社の大きな流れはそう簡単に変えられないだろうな。小さいところから変えていけるかどうか。

けっきょく数年後に、年齢の割に技術しかできない人間ってことで見限られてしまう可能性もありそうだよな…。

まだ評価されている今のうちに、ある程度実績を残すしかないのかもね。

あとは若手を育てないと。技術的に優れている若手を少し増やしたい。入社時にはほとんどベースとなる知識がないという人が多いので、そういう人たちを育てるのは難しい。そもそも技術に興味を持ってもらうところから始めないといけないから。

でも素人が頭数だけでソフトウェアを開発するという非効率な時代はもうとっくに終わっていると思う。人月計算ならいかに人が必要かを売り込むのが常套手段であるわけだけど…。

特に組み込み系でバグ解析などを見てみると、CPUやメモリ周りの基礎知識や、自分の担当モジュールとその周りのモジュール、システムとの関連がよくわかっていないために、バグ解析で手間取る人が多い。ざっとでも良いのでなるべく広い範囲を把握しているほうがバグの解析をしていてもアタリが付けやすい。そういうところのノウハウも増やしていかないと工数ばかり使ってしまう状況から抜け出せない。

そういういろんなノウハウを持っている人間をプロジェクトの中で増やしていかないと…。

来年の自分はどうなるのか、もっと壊れていくかもしれないし立ち直るかもしれないし、仕事とプライベートが絡まってよくわからなくなっているのが現実。でもできるだけいい年にしたい。まずは平穏を。

  • *1: それはそれで辛いことかもしれない

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