私が勤めているような企業規模の大きなSIerってのは、何かに特化した技術を持つ小さな会社に競り負けることが多いんだな。
組み込み系でのある領域の案件、みたいなのは小さくても技術とノウハウと実績を積んだ会社のほうが強いしコストも安くできるから、コンペになったときに不利。うちみたいなところは、とにかく重厚長大で、それぞれの部所が大して得意でも無い技術を使うのでリスク分をたくさん積んだあげく、高い見積もりを提示して失注するってパターン。
もともと一人あたりの原価も高いからってのもあるんだろうけど、どの仕事をやるにしてもゼロからに近いスタンスなんだよなぁ。ちゃんと技術やノウハウを身につけた技術者が少ない上に、経験者がいたとしても案件から引っ張ってくるわけにもいかず、よく知らない人たちがよく分からないまま見積もってしまう。
仮に受注できたとしても、経験の無い技術者ばかりではトラブルになる確率も高いし、そこから利益ってほとんどでないよね...。
小さくてもコア技術とそれを持った人がいる会社が強いのかな。
大きな会社でも部所や部門でそれぞれ特色を持つようにすればいいんだろうけど...。今のうちの会社はそこまで行ってない。
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